1. はじめに

おかげさまで情報通信設備株式会社は来年で15年目を迎えることになりました。
今から4年前にあたる会社設立10年目に私たちが学んで気づいた大切なこと、
それは
「誠実さが一番の宝である」ということと
「卑怯なことは破滅につながる」ということでした。

そしてその時、私はこんなことを宣誓しました。

10年目のこの宣誓から4年経過し、情報通信設備株式会社を通してさらに様々なことを学ばせていただきました。
そしてこのたび、この知恵・知識と経験を生かすことで私も皆さんも幸せになり、また世の中にもすごい影響を与える夢のあるプロジェクト「慈しみプロジェクト」を始めることを決意いたしました。

このページのトップへ

2. 立ち上げの理由


会社を長く続けるということは決して簡単なことではありません。
私は決して優れた人間ではありません。学生時代は勉強が苦手でしたし、どちらかといえば不器用ですし、上手な表現も思いつきません。
ただ、私の周りにはそれを補ってくれる仲間がたくさんいます。その仲間も、決して優れた人間ばかりではありませんが、出来ないことを出来ないと認めることができ、素直に助けを求めることができる人間です。決して格好を付けず、自分の出来ないことを助けてもらい、自分に出来ることは助けてあげられる、それを皆が自然に出来ているので、自然と助け合える会社として生きてこられたのだと思います。

では、皆さんの周りはいかがですか?
私が今回”慈しみプロジェクト”を立ち上げようと思った理由は、いまのこの社会は許し合い助け合い慈しむことよりも、疑い争い合うことの方が断然多いと感じたからです。例えば、会社では常に相手の顔色を伺い、同僚にも上司にも本音で話すことができず、出来ないことや人より劣ることがあると、怒られ、罵られ、時には辱めにあってしまうことがあります。そういったことが続くと結局は人間関係に疲れてしまいます。また、自分自身の欠点や短所など人に見られたくない部分や悪いところは必死で隠そうとします。そうしないと人から認められないのではないか、そんな自分は存在価値がないのではないかと不安に思うからです。
しかし、もしお互い思いやりの交換ができればどうでしょうか。
すべてにおいて優れた人間などほとんどいません。むしろ得意なものより不得意なものの方が多いはずです。それをお互いで補っていくのです。自分に出来ないことをサポートしてもらい、自分も誰かをサポートしてあげる。このような「思いやりの交換」が広がっていけば、とても良い仲間に恵まれた気持ちになり、お互い争う世の中がなくなるのではないかなと思います。

そのためには自分の出来ること、出来ないことをしっかりと理解し認めることが大切です。”弱さを認めること”、それもあなたの大切な”出来ること”のひとつです。
そして出来ないことを隠さず、周りに助けを求め、サポートを頼みます。サポートしてもらうことで、自分の「できない」が「できる」になります。
自分の出来ないことや弱さをさらけだすことは恥ずかしいと思うかもしれませんが、きっと相手はあなたに人間らしさを感じ、大きな信頼を得ることが出来るはずです。
自分に出来ることで相手を助け、出来ないことで相手に助けてもらう、こういった助け合いの輪が広がっていけば、より良い社会になっていくのではないでしょうか。
まずは自分から、周りの人たちと思いやりの交換をして周りの人たちの役に立つことから始めていこうと思います。そうすることで、周りの人たちもその周りの人たちの役に立つように思いやりの交換をしていき、どんどんと思いやりの交換が広がっていくことで、助け合いと慈しみの世界ができ上がるんじゃないかなとおもい、プロジェクトとして進めようとおもいました。

このページのトップへ

3. 本物の仕事をはじめる


みなさんは、営業の仕事は何だと思いますか。一般的には、契約を結ぶこと、売り上げを上げることと言われるでしょう。では、当社の営業はどんなことをすれば良いのでしょうか。
今回始動しました、慈しみプロジェクトの営業は”隊員”となって
人の役に立つことをするという、新しいスタイルの営業の定義に則って仕事をしていただきます。
いわゆる、「ノルマを達成するために数字を作る」、
「自分が楽になるために、お金を儲けるために、数字を上げる」というような営業は必要ありません。

“数字を上げないと上司に怒られ会社のコストと言われてしまう!”
“人より売り上げを上げて地位とお金がほしい!” などのような考えは、営業ではなく自分の評価や自分自身のためだけに、自分が生きるためのお金を得るためにやっている行為だと認識して欲しいと思います。
今の世の中は、売り上げを上げるためにはある程度の犠牲は仕方ないという風潮があるように感じます。法を犯していないからといって人の心を傷つけ、人に嫌われ、数字を作る。このような世の中を疑いと争いに導くような行為を、私は「仕事」と呼ばないと思います。

本物の営業、本物の仕事とは、
営業=人の役に立つ、そしてその行為によって人に安心感と喜びを与え人に対して希望を持てる、人の心に思いやりの心を育める仕事 だと思っています。
このような考えに基づいて営業をすれば、売上や契約に執着していないので、心に余裕が生まれ、相手に対する思いやりセンサーが働き、本当に良い仕事が出来ると思います。営業だからこそ人の役に立てるし、今までは「営業はこわい」と思っていた人たちに対して、逆に安心感を与えることができるのも営業だと思います。
営業は本来、喜びを与えることができる仕事なのです。

しかし現在、世間一般的には自分のもとへ営業が来ると、不審に思う人が多いのが事実です。
私はこのプロジェクトによって発信していきたいことがあります。それは、
“営業は悪い人ばかりじゃないよ”
“良い人と悪い人を見極めて、人に希望が持てたら、その人としっかりとした人間関係を作ってみてはどうですか?”
ということを皆さんに解っていただきたいのです。
もし信頼できる”人”に出会ったら、その”人”に思いやりを与えて、自分自身の思いやりも育ててほしい、そういうことが「営業」という職業で私はできると思っています。それをやり続けることで、そういう仲間を増やすことによって、助け合いと慈しみの世界が始まるのではないでしょうか。

このプロジェクトで決めた仕事の三原則があります。
①自分が幸せになることを考える
②他人が喜ぶことでなければならない
③この二つが波及することで、世の中に良い影響を及ぼす可能性を含んでいなければならない

生きているからには、自分が生きていて良かったなと思える人生、周りから”この人がいてくれて良かった”言われる人生の方が、ずっと心が穏やかでいられると思います。
”小さな良い行いが、大きな良い世界を創るかもしれない”という希望を持ちながら働いた方が、楽しいと思いませんか。

隊員のやるべきこと
”営業=人の役に立つこと”
という 新しいスタイルの営業の定義に則って仕事をしてください。そんな仕事の仕方で大丈夫?!と思われるかもしれません。しかしこのスタイルを貫くことによって、人に安心感と喜びを与え、”営業はこわい”と思っていた人に対してもう一度希望と期待が生まれ、いつかは他の人に対する思いやりの心を育んでくれるのではないかなと期待しながら営業活動をしていきたいと思っています。
このプロジェクトで”本物の仕事”というものを、年月を掛けてみなさんにご理解いただけるのではないかと思います。
助け合いと慈しみの世界とは、安心感と思いやりの心が通う人間関係。こんな世界になってほしいとおもい、慈しみプロジェクトを皆さんとすすめて行きたいと思います。

このページのトップへ